会長挨拶
市整会とは、旧称、大阪市立大学整形外科開業医会といっていました。 大阪市立大学整形外科教室出身の開業医からなる団体であります。
昭和47年、11月6日に31名の有志の開業医の諸先生が日常の診察の悩み、諸問題を持ち寄って会合したのが始まりです。
大阪市立大学整形外科初代教授水野祥太郎先生より薫陶を受けた、発足時の大先輩の開業医の先生たちの苦悩、日常診察の孤独感から、同門の親交と協調を力として本会が発足するきっかけとなりました。(宮内貴先生の市整会のあゆみ参照)
正式には、昭和48年5月20日に、市整会第一回総会が43名の出席で開催され、当時の大阪市立大学整形外科教授、小谷勉先生が講演されています。
市整会の初代会長、伊藤成幸先生の元に結束し、会がスタートしました。 今年で創立40周年を迎えます。私で8代目の会長を拝命しております。
現在202名の会員で構成されています。
大阪市立大学の整形外科の歴史は古く、開業医の先生も多くて、日本でもこのような型の団体は希少であり、また同志の会員数も200名以上と顕著に多いことは私たちの誇りであり、会員諸先輩の先生方の努力の賜物と感謝しております。
市整会は、大阪市立大学整形外科学教室および、関連施設との連携を保ち、本会員の資質向上を図り、会員相互の協調と親睦、扶助を推進することを目的としております。
活動内容は、学術講演会を年に3〜4回開催し、最新の医療知識を吸収し診療技術資質の向上を目的としております。
文化講演会は家族が参加できる催しとして、著名文化人を招待して、毎年秋に開催し、会員、家族、相互の親交を深めています。
また、家族会では、秋に1日貸し切りバスで観光とグルメのツアーを企画して、会員相互はもちろん家族ぐるみの親睦促進を図って楽しい活動をしています。
ゴルフコンペも夏と冬に年2回開催しています。
日常診療の中でも埋没することなく、高い目的意識を持ち、また憩いの時間も共有できるような充実した会を目標に各会員活動しております。
整形外科医の使命は、運動器機能を高いレベルに維持し、健康寿命を延伸し、高いQOLと充実した健康生活を享受できるようにすることであります。
市整会には、地域の患者のためになることを中心に考えた、密接な病診および、診診連携を築いた地域と共に栄えるネットワークがあります。
大阪市立大学整形外科教室、同門会や勤務医会、臨床整形外科医会などの関連団体との連携はもちろん、会員の中には、地区医師会々長や大阪臨床整形外科医会々長を務められた先生方も居られ、親密なネットワークがきずかれています。
大阪市立大学医学部付属病院および、地域の中核病院とも密接なパイプを活用し、各関連施設の先生方とも活発で有益な、患者さんのためになる活動をしております。
会員各人は自己研鑚し、切磋琢磨しながら、それぞれ地域に信頼されるハートフルなクリニックを目指して営んでいます。
ぜひ、市整会の整形外科に安心してお気軽に受診され、相談されることをお勧めします。 |