大阪市大整形外科医局同門会の開業医会、市整会の会長を拝命しております天野 祐一です。
当会は大阪市立大学医学部整形外科学教室の同門会の中で開業している開業医の団体です。
開業医会では会員相互の親睦や研鑽、大学病院や勤務医会との協力、連携を図るべく日常診療の傍ら活動を行っております。
昨年は市整会の発足45周年をむかえました。これまで先輩方が築き上げた『整形外科のかたち』を受け継ぎ後輩へ引き継ぐことを大切にしたいと考えております。
先ず、学術の研鑽としては学術講演会を年に2回開催しております。
また秋には学術文化講演会を企画しており、整形外科、スポーツ外科のジャンルにこだわらず各分野のオーソリティーに文化講演をお願いしております。
さらに、会員向けではありますが10月には会員に役立つ情報を提供するというコンセプトで「これからの整形外科のかたちを考える会」という勉強会を企画実施しております。
親睦については、晩秋に家族会として日帰りバスツアーを企画しています。
また、ゴルフコンペは関連病院の勤務医の先生方との親睦を深めるため初夏に開催されますスケルトンゴルフコンペとして年に一度、すでに25回開催しております。さらに年末に開催されます市整会ゴルフコンペを併せて年に2回企画しております。
新年会も毎年1月第4土曜日に開催しており、教授をはじめ大学病院の先生方の講演をお願いしております。
会誌『市整会便り』を年に2回発行しており、会員への報告や講演会のレジメ、趣味の通信をしております。
また、今年は10月28日に大阪府市大整形外科学教室開講70周年記念式典・祝賀会が開催されます。はるか昔に先輩方が造られた整形外科学教室が70年もの時を経て現在に至るまで連綿と続いているということ。誠に感慨深いものがあります。
さて、医療を取り巻く情勢は刻々と変化し、未曾有の高齢化社会をむかえて整形外科領域の患者さんの増加、患者さんの健康長寿志向、手術方法や麻酔技術の進歩に伴う手術適応の拡大もあり整形外科の役割に対する期待もさらに増すと考えます。
かかりつけ医としての我々開業医の役割や病診連携への努力もより一層期待されるものと考えます。
これからも市整会活動へのご理解ならびに開業医会会員の施設に対するご協力をよろしくお願い申し上げます。
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